「もう逃げたくない」あなたへ。仕事が続かない悩みから抜け出す、キャリア再構築ロードマップ
「もう逃げたくない」あなたへ。仕事が続かない悩みから抜け出す、キャリア再構築ロードマップ
「身体がおかしいです。」
ここ数年、高卒から暫く勤めていた会社を二度の労災がキッカケで経営難もあり、辞めることにしてから、職を転々としてしまい、続かない生活を送っています。携帯ショップ、歯科、事務、工場、色々行きましたが、どこも性格に難がある人がいて、耐えられなくて急に行けなくなり、そのまま退職したりしてました。
2年ほど前に情けなくて死を考えるようになり、病院へ行くと適応障害だと診断されました。重度で入院が必要と言われましたが、保険に入っていなければ、転々として貯金もなく、当時は一人暮らしもしていたので、とりあえず解約して実家に戻ることにして自宅療養することになりました。
しかし、私の家は3歳の頃から母子家庭の貧乏で母もパート1本で生活しているため、お金に余裕がありません。なので、2週間だけ休んで、その後は単発のバイトへ何とか身体を奮い立たせて行ってました。
病院の先生には1ヶ月休んだことにし、治療が終わらないと定期的に病院へ通っていたので、働けなかったため、「もう大丈夫」と強制的に治療を終わらせてもらい、社会復帰しました。
その後、1番長く続いた仕事が歯科だったので、歯科で働き出し、暫く頑張ってましたが、院長のパワハラとプライベートでショックなことが続き、また精神的不安定になり、辞めてしまいました。
それからは全く働けなくなり、行ける日にバイトをいれて、足りなくなった生活費は借り入れするようになりました。家族にはもちろん言ってません。
しかし、暫く定職に就いていないので、借り入れの上限も低く、毎月の返済も膨らみ、去年の春やっと状況がまずいと考え、リハビリを兼ねて短期の派遣事務として働き出しました。
そこは大手会社で高時給で先輩も気さくな感じですぐに打ち解け、上司が嫌な先輩の契約は切ってくれたので、話しやすい先輩たちと頑張れてました。
契約も半年の予定でしたが、1年に延びようとしていた時に同じ会社の男性からアプローチがあり、付き合ってましたが、同じ社内で浮気されていて別れて、一緒に働くことも気まづくなり、半年で辞めてしまいました。
辞めてからも彼とは会ってしまっていたので、あまり辞めた意味もなく後悔してました。彼は言動に一貫性がなく、コロコロ変わる人で別れてからも振り回されてました。
私は話を聞いてくれる家族も友人にも呆れられていて、恋人にも裏切られて孤独を感じてました。彼には遊ばれていたと思いますが、彼からの連絡に依存してました。
前職を辞めてからも仕事を転々としていて、続いてませんでした。新年ということもあり、気持ちを切り替えて先月から大手会社で派遣事務として働き始めました。
入ってすぐから部署の雰囲気が良くないことが気になり、教育者も冷たい印象で不安になってましたが、なんとか耐えて誰にも相談せずに我慢して働いてました。
しかし、先週の金曜日、教育者の機嫌が悪くて当たられて、私は泣いてしまいました。トイレに落ち着くまで逃げましたが、見ていた部長やリーダーはフォローもなく、その後も普通に定時まで仕事して帰りましたが、家に帰ってからも涙がでてしまい、日曜日は仕事のことを考えたら、胸やけと腹痛と蕁麻疹を起こし、月曜は休んで病院へ行きました。
原因は自律神経の乱れと過敏性腸症候群の悪化でした。ストレスについても聞かれました。リーダーと派遣会社に報告して、昨日まで休みをもらってましたが、その間も生活費が稼げなくて困るので、単発バイトを入れてました。
いつも転職中に応募している仕事で「1日だけだ…」と我慢できるのですが、私たちをゴミのように扱ってくる企業だと分かっているので、向かっている途中で体調が悪くなり、火水木と入れてましたが、直前で休んでしまいました。
家に帰ってからも何度か目は覚めますが、ずっと眠ることしかできず、昼も夜も寝る過眠が続いてます。
そこの単発バイトに切られてしまったら、本当に稼ぎ口がなくなってしまうので困るのは分かっているのに身体が動きません。
昨日、派遣会社に全て話すと、親身になってくださり、「こちらから説明するので、無理にもう行かなくていいし、考えなくていいので、ゆっくり休んでください」と言ってくれました。
しかし、これからどう暮らしていこうという気持ちが強く、すぐにでも働き口を探す予定ですが、一緒に暮らしてる母もこんな感じの私を目の当たりにしてキツいだろうし、高収入の住み込みで県外へ出ようかと考えてます。
そこでお金を貯めて借り入れも返し、余裕ができたら戻ってきて一人暮らしをしようかな…という考えが強いのですが、今の自分には厳しいでしょうか？
正直、家族も友人も皆に呆れられていて、地元にいると噂も広がるし、ここにいたくない気持ちが強いです。
ご相談ありがとうございます。これまでのご経験を拝見し、心身ともに大変な状況にあることが伝わってきます。何度も職を転々とし、精神的な不調を抱えながらも、生活のために働き続けなければならないという苦しみ、そして、周囲からの理解が得られない孤独感。本当に辛いですよね。この記事では、あなたの抱える問題の本質を理解し、そこから抜け出すための具体的なステップを、キャリアコンサルタントの視点から提案します。
1. 現状の整理と問題の本質
まず、現状を客観的に整理しましょう。あなたの抱える問題は、単なる「仕事が続かない」という表面的なものではなく、いくつかの複合的な要因が絡み合っています。
- 精神的な健康問題: 適応障害、自律神経の乱れ、過敏性腸症候群など、心身の健康状態が不安定であることが、就労に大きな影響を与えています。
- 人間関係の悩み: 職場でのパワハラ、恋愛での裏切りなど、人間関係のトラブルが精神的な負担を増大させています。
- 経済的な不安: 借り入れによる経済的な圧迫が、さらなるストレスを生み出し、悪循環に陥っています。
- 自己肯定感の低下: 過去の経験から、自己肯定感が著しく低下し、自信を失っている可能性があります。
これらの要因が複雑に絡み合い、あなたの「仕事が続かない」という問題を引き起こしていると考えられます。根本的な解決のためには、これらの問題を一つずつ丁寧に解決していく必要があります。
2. キャリア再構築に向けた具体的なステップ
ここからは、具体的なステップを追って、キャリア再構築を目指しましょう。
ステップ1: 心身の健康回復
まず何よりも優先すべきは、心身の健康回復です。心身が健康でなければ、どんなに良い仕事を見つけても、長く続けることは難しいでしょう。
- 専門家への相談: 精神科医やカウンセラーに相談し、適切な治療とサポートを受けましょう。現在の状況やこれまでの経緯を詳しく伝え、自分に合った治療法を見つけることが重要です。
- 休養の確保: 十分な休養を取り、心身を休ませましょう。焦らず、自分のペースで回復を目指しましょう。派遣会社の方の「ゆっくり休んでください」という言葉を素直に受け止め、休息に専念することも大切です。
- 生活習慣の見直し: 睡眠、食事、運動などの生活習慣を整えましょう。規則正しい生活リズムは、自律神経のバランスを整え、心身の健康回復に役立ちます。
ステップ2: 自己理解を深める
次に、自己理解を深めることが重要です。自分の強みや弱み、興味関心、価値観などを理解することで、自分に合った仕事を見つけることができます。
- 自己分析: 過去の経験を振り返り、成功体験や失敗体験を分析しましょう。どのような時にやりがいを感じ、どのような時にストレスを感じるのかを把握することが大切です。
- 適性検査の活用: キャリアコンサルタントや転職エージェントが提供する適性検査を活用し、客観的な視点から自分の強みや適性を分析しましょう。
- 興味関心の探求: どんなことに興味があるのか、どんなことをやってみたいのかを考えましょう。趣味や特技、過去に楽しかった経験などをヒントに、自分の興味関心を探求しましょう。
ステップ3: キャリアプランの策定
自己理解を深めた上で、具体的なキャリアプランを策定しましょう。焦らず、長期的な視点で、自分らしいキャリアを築くための計画を立てましょう。
- 目標設定: どのような働き方をしたいのか、どんな仕事をしたいのか、具体的な目標を設定しましょう。目標は、短期的なものと長期的なものを両方設定し、段階的に達成していくようにしましょう。
- 情報収集: 興味のある職種や業界について、情報収集を行いましょう。インターネット、書籍、セミナー、イベントなどを活用し、必要な情報を集めましょう。
- スキルアップ: 目標達成のために必要なスキルを洗い出し、スキルアップのための計画を立てましょう。資格取得、セミナー受講、オンライン講座の受講など、様々な方法があります。
ステップ4: 仕事探しの戦略
キャリアプランに基づき、具体的な仕事探しの戦略を立てましょう。あなたの状況に合わせて、柔軟な戦略を立てることが重要です。
- 求人情報の収集: 転職サイト、求人情報誌、企業のホームページなどを活用し、求人情報を収集しましょう。気になる求人には積極的に応募しましょう。
- 応募書類の作成: 履歴書や職務経歴書は、あなたの強みや経験を効果的にアピールできるように作成しましょう。自己PRや志望動機は、企業の求める人物像に合わせて、具体的に記述しましょう。
- 面接対策: 面接対策を行い、自信を持って面接に臨めるようにしましょう。模擬面接や、面接対策セミナーなどを活用し、面接での受け答えを練習しましょう。
- 働き方の選択肢: 正社員だけでなく、派遣社員、契約社員、アルバイト、パート、フリーランス、副業など、様々な働き方を検討しましょう。自分の状況や希望に合った働き方を選ぶことが大切です。
ステップ5: サポート体制の構築
一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けながら、キャリア再構築を進めましょう。
- 家族や友人への相談: 信頼できる家族や友人に、悩みを打ち明け、相談しましょう。あなたの状況を理解してもらい、精神的な支えになることが大切です。
- キャリアコンサルタントへの相談: キャリアコンサルタントに相談し、専門的なアドバイスを受けましょう。あなたの状況に合わせた、具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。
- 転職エージェントの活用: 転職エージェントを活用し、求人紹介、応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けましょう。
- 地域の就労支援機関の利用: 地域の就労支援機関では、職業相談、職業訓練、求人紹介などのサービスを提供しています。積極的に活用しましょう。
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3. 具体的な働き方の選択肢
あなたの状況に合わせて、様々な働き方を検討することが重要です。ここでは、いくつかの選択肢を提示します。
選択肢1: 精神的な負担の少ない仕事
まずは、精神的な負担が少ない仕事を選ぶことを検討しましょう。具体的には、以下のような職種が考えられます。
- 事務職: 比較的、人間関係が穏やかで、ルーティンワークが多い事務職は、精神的な負担が少ない傾向があります。
- 軽作業: 工場での軽作業や倉庫内作業など、単純作業が多い仕事も、精神的な負担が少ない場合があります。
- 在宅ワーク: 在宅でできる仕事は、通勤のストレスがなく、自分のペースで働くことができます。データ入力、ライティング、Webデザインなど、様々な仕事があります。
- 単発バイト: 自分の体調に合わせて、単発のバイトを組み合わせるのも一つの方法です。無理のない範囲で、収入を確保することができます。
選択肢2: スキルアップを目指せる仕事
将来的なキャリアアップを目指して、スキルアップできる仕事を選ぶのも良いでしょう。具体的には、以下のような職種が考えられます。
- ITエンジニア: プログラミングスキルを習得し、ITエンジニアとして活躍する道があります。需要が高く、将来性のある職種です。
- Webデザイナー: Webデザインスキルを習得し、Webデザイナーとして活躍する道があります。在宅ワークも可能で、自分のペースで働くことができます。
- 医療事務: 医療事務の資格を取得し、医療機関で働く道があります。安定した収入を得ることができ、社会貢献にも繋がります。
- 手に職をつける仕事: 介護職、保育士、調理師など、手に職をつける仕事は、安定した収入を得ることができ、将来性もあります。
選択肢3: 環境を変える
現在の環境から離れ、心機一転、新しい環境で働くのも一つの方法です。具体的には、以下のような選択肢が考えられます。
- 地方への移住: 地方に移住し、新しい環境で働くことで、心機一転、再出発することができます。
- 住み込みの仕事: 住み込みの仕事は、家賃や生活費を抑えることができ、お金を貯めやすいというメリットがあります。
- 海外での就労: 海外で働くことで、新しい経験を積むことができ、視野を広げることができます。
4. 失敗から学ぶこと
これまでの経験から、多くのことを学んだはずです。失敗から学び、次へと活かすことが、キャリア再構築の成功には不可欠です。
- 自己分析の重要性: 自分の強みや弱み、興味関心、価値観などを理解することの重要性を再認識しましょう。
- 人間関係の重要性: 良好な人間関係を築くことの重要性を再認識しましょう。
- ストレス管理の重要性: ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
- 目標設定の重要性: 具体的な目標を設定し、計画的に行動することの重要性を再認識しましょう。
5. 最後に
あなたの抱える問題は、決して珍しいものではありません。多くの人が、あなたと同じような悩みを抱え、乗り越えてきました。焦らず、諦めずに、一歩ずつ進んでいくことが大切です。
まずは、心身の健康回復を最優先に考え、専門家や周囲のサポートを受けながら、自分らしいキャリアを築いていきましょう。あなたの未来は、必ず開けます。
応援しています。
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